event7/19(金)~21(日) 仙台でPOP-UP♪

2023年南アフリカ共和国への旅


7年ぶり6回目!

コロナ禍の数年間はアフリカはもちろん、どの国にも行けませんでしたが、2023年10月にようやく買い付けの旅を再開することができました。

今回の行き先は多くの友人知人がいる南アフリカ共和国にしました。

よく数えてみたら、2000年〜2002年にボランティアで滞在してた隣国ジンバブエからは3回、その後2008年2016年にも南アを訪問しています。

というわけで、今回で通算6回目の南ア入国でした。じつは私が最も多く訪れてる外国かもしれません。

Map of South Africa

まずは大西洋に面したケープタウンに滞在し、それからインド洋に面したダーバンへと飛び、最後は最大の都市ヨハネスブルグに行くという計画を立てました。

ケープペンギンとの再会は…

 ケープタウンでは、ジンバブエ人の友人と再会することができました。世界遺産「カーステンボッシュ国立植物園」を案内してくださいました。

 
彼女とは2013年にジンバブエで出会い、2017年にはナイジェリアでもお世話になりました。今回でまさかの3カ国目での再会!

ご覧の通り、10月上旬のケープタウンはまだ寒かったです。「この冬(7月~9月)は、ケープタウンに暮らした数十年間で最も寒かった」と言う人もいました。酷暑だった日本とは真逆だったんですね。

ただし、欧州系の人(白人)はTシャツ短パンだったりするので驚きます。ウーバーの黒人運転手さんとも、白人との体感温度のちがいについて話題になりました。

7年前のように、ジンバブエ人画家のチェンジェライさん夫妻にも再会できました。なんと来年、チェンジェライ画伯はジンバブエの国立美術館で個展を開催するとのこと。青空市で作品を手売りしてた時代の彼を知っているだけに、それを聞いて私も嬉しかったです。

ちなみにウーバー運転手さんもジンバブエ出身者がとても多かったです。また、女性の運転手さん(カメルーン育ちとのこと)にも一人だけですが遭遇しました。

極楽鳥花が咲き乱れてました。

背後には西洋のお城の形の「キャッスル・ロック」。

でもケープタウンの山といえば、「テーブル・マウンテン」ですね。


ときおり、雲の「テーブルクロス」がかかります。


ケープタウンは2回目ですが、ケーブルカーではじめてテーブル・マウンテン頂上にも行きました。南ア初の黒人大統領ネルソン・マンデラが18年間囚われていた監獄島(ロベン島)を確認。


喜望峰も21年ぶり2回目です。


世界屈指の美しい景色を楽しめる車道「チャップマンズ・ピーク・ドライブ」からサイの形をした岩山を眺めました。


インスタ映えするカラフルな家が並ぶボカープ地区(マレー系ムスリムが居住)を散歩。左奥にテーブル・マウンテンが見えてますね。

ボルダーズビーチでは、これも21年ぶりにケープペンギンたちに会えましたが、個体数が激減しているからなのか、柵が設けられており、観光客は以前のように近づくことができませんでした。

今年7月の袋井イベントの帰りに訪れた「掛川花鳥園」のケープペンギンのほうがもっと間近で見ることができました(笑)。


ケープタウンでは御覧いただいたように旧交を温めたり、観光したりがメインでしたが(笑)、しっかり買付けに関する情報を入手しました。

 

ダーバンのズールー・ビーダーズ

肌寒かった大西洋のケープタウンを離れ、温暖なインド洋のダーバンへ。

ダーバン

ダーバンに行くのは初めてでしたが、2008年にヨハネスブルグで知り合って以来どうしても再会したかった業者さんがいたのでした。

その成果がこちらです♪

あるズールー人家族の作品とのこと。ダーバンはズールー人が多く住む土地です(インド系住民も多いです)。

現地からこのキリンさんをインスタグラムに投稿したところ、多くの反響をいただきました。インテリアデザイナーでもある宿泊先ホストの方も配色を絶賛してたので、買い付けに自信が持てました(笑)。

キリンさんは手荷物で持ち帰ったので、すでにアトリエにあります。11/17(金)~11/19(日)の札幌エクセルホテル東急での販売会&受注会でも並べますね。

女性ビーダー(ビーズ職人)たちがたくさん集まるマーケットにも行きました。圧巻の光景。ここでも素敵なアクセサリーを仕入れました。

「このマーケットでは椅子や机は貸し出されず、地べたに商品を並べるほかない。自治政府が彼女たちをリスペクトしてないんだよ」と、案内してくれた方が言ってました。 


布も仕入れることができました。

東アフリカや西アフリカの布とは異なるテイストなので、どのように梅田洋品店作品に活かすことができるか、私自身も楽しみです。


ダーバンではお猿さんをよく見かけました。

ヨハネスブルグ、みんなに心配される都市

「ヨハネスブルグにも行きます」
と言うと、ケープタウンやダーバンでは皆さんに心配されました。

もっとも、前回訪問時のブログでも書いたように、あの時は少し冒険しましたが、もう危険とされる地域には行かないし、公共バスにも乗らないと決めていました。

もちろん本音は、ダウンタウンで買い物をしたかったのですが…。ウーバー運転手さんに尋ねると「うーん、あんまり行きたくないなぁ」と言うし、ヨハネスブルグ在住の友人にも「ぜったい行かないで」と懇願されたので諦めました。


それでも別の地域で布をさらに仕入れたり、


ズールーのビーズワークにも負けない素敵な作品の買い付けができたので満足です。


職人さんの実際の作業にも立ち会えました! 


ヤツガシラですね。ビーズ・アクセサリーは年内に販売体制を整えますので、お楽しみに♪

帰国前に15年ぶりのソウェト観光をしました。アパルトヘイト政策により、黒人少年が白人警官に射殺されるなど、多くの住民が迫害された歴史を持つ旧黒人居住区です。

現大統領のラマポーザさんの出身地であり、マンデラさんも弁護士兼活動家時代に住んでました。


マンデラさんの家は思ってた以上に小さく、ツアー客でぎっしりでした。


オーランドタワーズは元々は発電所で、いまはバンジージャンプもできる広告塔になってます。中にも入れました。


サッカーのスタジアムは伝統的にお酒を飲むときに使う「ヒョウタンの器」をモチーフにしていて、しっかりと「ビールの泡」も屋根に表現されてます(ガイドさんの説)。

10年前のマンデラさんの追悼式の会場でもあります。あのときの「でたらめ手話通訳」事件を覚えてる方も多いでしょう。ちなみに今年、「南アフリカ手話」は南アフリカの12番目の公用語になりました。


これはダーバンのアート系施設での写真ですが、壁に手話が描かれてました。


ヨハネスブルグでは夏日が続き、ジャカランダが綺麗でした。ただし、ジャカランダはその昔に白人入植者たちが植えた外来種(南米の木)なので、生態系を守るために現在は新たに植えることは禁止されてるようです。

今回のまとめ

今回は約3週間で3つの都市に滞在し、よい買い付け旅ができました。

その間、とつぜん「パレスチナ・イスラエル戦争」が始まりましたし、「日本のGDPがドイツを下回り世界4位に転落の見通し」というニュースもありました。

ラグビーのW杯フランス大会の期間中でもあったので、南ア代表(愛称スプリングボクス)のジャージを着ている人も多かったです。映画『インビクタス』で描かれたように、南アの民族融和を象徴する国民的スポーツです。

ヨハネスブルグでは、準決勝イングランド戦の夜のカフェバーでのテレビ観戦を知人に誘われたのですが、安全第一と睡眠時間確保を考えて、お断りしました。

試合は1点差勝利だったので、盛り上がったと思います(その後、スプリングボクスは決勝ニュージーランド戦にも1点差で勝ち、優勝しました)。

南アフリカにはそういう明るい面がありますし、道路や通信などのインフラはほかのアフリカ諸国に比べて格段に優れています。印象としては、少なくとも都市部は東南アジアのそれと変わりません。

けれども、南アフリカは所得格差と失業率が世界最悪の国です。

景勝地の逆側を見れば、多くのホームレス(ほとんどが黒人)やバラック小屋が目に映ります。

一方で、私は今回たまたま複数の白人家庭に招かれましたが、たいてい家政婦や警備員がいて、プールまたはテニスコート(!)が庭にありました。事実上の白人専用(利用者のほとんどが白人)のスーパーもありました。

 

マンデラさん以降、黒人政権が30年続いてますが、汚職のまん延もあり、所得格差の解消は難しいようです。

また、滞在中に不便だったのが、たびたびの計画停電(数時間の送電停止)の実施です。

国営電力会社の長年の放漫経営のせいで、電力供給に問題を抱えてるとのこと。Wi-Fiはともかく、冷蔵庫が困りました。臨時休業している飲食店も多かったです。あるショップ店員さんが言うには、「コロナ禍より悲惨」。

そんな状況ですが、ダーバンで知り合ったある人は、「来年2024年は1994年の民主化からちょうど30年となる選挙があり、若く有望な候補者がいるので、希望を持っている」と言ってました。

新たなネルソン・マンデラが出現するといいのですが。


首都プレトリアにも寄って、大統領府の庭園にある巨大マンデラ像と面会しました。


なにはともあれ、こうして無事に帰国しました。アトリエでお会いしましょう!

 

梅田洋品店は東京・茗荷谷のアトリエにて《アフリカワイイ》一点ものの洋服作りをしています。詳しくは梅田洋品店についてをご覧ください。

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